047822 ランダム
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★Latchkey Child★

★Latchkey Child★

ずっと


いつでも謝ってた。

流れ落ちる涙に気付かなくて

貴方が不思議そうに見上げている顔を触って

はじめて気付いた。

何ヶ月ぶりの涙だろう。

渇ききった涙腺が急に潤んで

たまらなくコエにならないコエで突っ伏した

ごめんなさい・・・・。

貴方を愛せなくて

貴方を救えなくて

貴方に手を伸ばしていたのに

本当はあまりにも簡単に手を伸ばしすぎたことを後悔してる

なんで・・・ずっとそう思う時もある。

なんで・・・なんで・・こんなに苦しいの。

貴方といるから?

貴方と出会ってしまったから?

ねぇ、もう貴方なしでは生きていけないの。

お願い・・・行かないで・・。

そんなコトバがコエにならないまま、宙を舞う。

ずっと不思議に考えていたのに。

絡まってた糸がするっとほどけていくみたいに。

ある日気付く。

貴方なしでは生きていけないのは

貴方がワタシを必要としていないはじめての人だから。

ワタシに求める物が多いから。

ワタシはずっと逃げていた。

でも、はじめてワタシに何を求めるでもない貴方を見つけて

そんな人が世界で少なく感じて

嬉しかった・・・。

すごくあたたかいと思えた。

でも、ココから先は甘えてはいけない気がした。

ずっと、貴方を覚えています。

ずっと、貴方を愛していこうと思います。

過去のどんな人よりも大切な貴方を

でも、きっとそれは届かない愛情だから

伝わることのない言葉だから

ずっと、ココロの奥にしまうことにします。

貴方が気付かないように、小さい小さい箱にとじこめて。

ワタシのココロの中の1番大切な場所にしまうことにします。

そして、誰もいない深夜のベッドの上で

コドモのようにこっそりと開けることにします。

そして貴方との思い出を

ずっと大切に抱きしめて

生きていこうと思います。

ずっとずっと

ずっとずっと

そしてもっともっと

貴方を知っていたかった。

それは無理なことだから。

今オルゴールみたいな小さな箱に

貴方との思い出を大切にしまいます。

ずっと大切に忘れたくないようにしたいから・・・。

大事な思い出だから・・・。


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